楽しい2泊3日の旅から帰宅した。
管理人が不在に為か、母は話をしたいらしくずっとしゃべりっぱなしである。
不在していたこともあり、快く話を聞くことにした。
しかし、高齢のせいか、話の内容は楽しいことではなかった。
以前ならこの内容なら、おおらかに受け止めれるのに・・今はだめなようだ。
母からの話で・・・またも、パニック症が出てしまった・・・
息も苦しく辛くなってしまった。
そこには、いれない・・
症状が重くなるように思えた。
早めに寝ることにした。
やはり、回想すると
母の話は「愚痴のようなもの」だった・・
楽しい話ではなかったから、苦しくなってしまったようだ。
ベットには、腕枕の熊のぬいぐるみがいる。
心療内科の医師が、夜寂しくなってしまう場合は「ぬいぐるみ」もいいですよ。
と言われ、大きな熊の腕枕を拝借することにした。
人間一人のスペースはとる程のおおきな、熊なのだが、居ると安堵して寝ることができる。
子供のためにぬいぐるみと思っていたが、この歳で「まさか」の状態なのだ。
くまのにうぐるみのパジャマを新調してあげないといねばいね。
近いうち採寸して縫ってあげようかな・・・
パニック症には、「ぬいぐるみ」と抱き合って寝ると安堵してよく寝ることができた。
これは、発見だ・・
ぬいぐるみに、救われる・・・・
子供と同じになってしまた・・・
★うつ病★-4
●経過
「誰でもかかる可能性がある」「罹患し易い」ことを表した『うつ病は心の風邪』という言葉が、一部における「うつ病は放っておいても簡単に治る」という誤解に繋がっているが、風邪と異なり、抵抗力により自然に治る類の病ではなく、薬剤治療が一般的である。経験者は、多く「地獄にいるみたいだ」と語る。
1950年代に抗うつ薬が登場するまでは、電気けいれん療法(1938年創始)、ロボトミー(1935年創始)しか効果の証明された治療法が無かったが、その後抗うつ薬が登場し薬物治療が発達した。過去に比べれば、うつ病に対する治療法は確立されてきている。
うつ病では、6か月程度の治療で回復する症例が、60%ないし70%程度であるとされ、多くの症例が、比較的短い治療期間で回復する。しかし、一方では25%程度の症例では、1年以上うつ状態が続くとも言われ、必ずしもすべての症例で、簡単に治療が成功するわけではない。また、一旦回復した後にも、再発しない症例がある一方、うつ病を繰り返す症例もある。このように、様々な経過をとる可能性があることは認識しておく必要がある。
再発率に関しては、うつを繰り返すたびに高くなる傾向にあり、初発の場合の次回再発率は50%、2回目の場合75%、3回目の場合は90%にも達する。
大うつ病は、治療の有無に関わらず時間が解決することが多い。うつの外来患者リストの10-15%は数ヶ月以内に減少し、約20%はもはやうつ病基準を完全には満たさない。 エピソードの中央値は23週と推定されており、最初の3ヶ月間で回復する率が最も高い。
● さまざまな「うつ病」
●子供のうつ病
子どもの大うつ病の時点有病率は児童期で0.1から2.6%、青年期で0.7から4.7%とされている。軽症のうつ病ではイライラしたり、少し落ち込んでいるようにみえたりするだけでうつ病体験を言語化しないことが多く(発達段階によっては出来ない)、頭痛や腹痛等の身体症状や不登校等の行動面での変化が特徴である。
投薬治療はフルオキセチンやセルトラリンなどのSSRIが推奨されているが、思春期前の子どもへのパロキセチンの投与は慎重に行われるべきである。SSRIの投与により改善が見られない場合には、他のSSRIや三環系抗うつ薬などへの変更が推奨される。
日本うつ病学会では、厚生労働省からの依頼により、抗うつ薬の副作用をはじめとする薬物療法に関する諸問題を専門家の立場から検討し、適正な抗うつ薬の使用法を提言するため、学会内に「抗うつ薬の適正使用に関する委員会」を2009年に設立している。
心理療法は、児童期では認知行動療法、青年期では認知行動療法と対人関係療法の有効性が認められている。
家庭や学校などの日常生活における環境を整えることも、回復を促す上で有効である。
●非定型うつ
通常のうつ病(メランコリー型うつ)は気分が落ち込む状態が長期にわたって持続して気分が明るくならないが、好きなことをしているときなどには気分が明るくなるようなタイプのうつ病は非定型うつといわれ、うつ病の半分程度は非定型とされる。 ただし、非定型うつ病は双極性障害の初期症状と区別しにくいため、とりわけ親族に双極性障害患者がいる場合は、その可能性を考慮する必要がある。 非定型うつ病にはMAO阻害剤と呼ばれるタイプの特殊な抗うつ薬が有効であることが知られているが、この薬剤が課す広範な食事制限のため、実際の臨床での利用は困難を極める。具体的には、豆やその加工品(醤油、味噌など)の摂取制限、チーズやチョコレートの摂取制限という、日本人にも西洋人にも向かぬものである。
●新型うつ
自責感が強い従来のうつ病と対照的に他罰的で、趣味活動などには積極的になれるが職場などストレスを感じる場面でのみで激しく気分が落ち込むようないわゆる新型うつが30代ぐらいの若い世代で増えている。新型うつでは、うつ病との診断による休職中に国外旅行・語学留学・転職活動などを行って周囲の反感を買うようなケースもあり、職場全体の雰囲気が悪くなったり、フォローする側の周囲の人までうつ病になってしまうような2次被害の危険性もある。もっとも、人間が果たすべき義務を遂行するためには全ての人間が多かれ少なかれ何かしらの我慢を強いられているのは当然のことであるから、新型うつのような患者の行動理念が理解され難いのも正常な側の立場から見れば当然、といった問題が常につきまとう。対処法について、通常のうつ病患者に「がんばれ」と励ますことは、本人に過剰なプレッシャーをかけ場合によっては自殺に追い込む危険性もあるためタブーであるとされているが、新型うつの患者には適切な時期には「そろそろがんばってみたら」と積極的に介入することも必要であり、その時期も見極めが重要であると精神科医の香山リカは述べている。
一方、精神科医の岩波明は「『新型うつ病』という概念はタレントとして活躍している女性精神科医の創作であり、医学的な根拠がない」という。
月刊「創(創出版)」の香山の連載「『こころの時代』解体新書」2006年4月分加筆収録版「うつ病こそ最大の国益損出?」では「ここでは一応、新型うつ病としておくが」と断りを入れている。また、2007年12月分加筆収録版「08年はうつ病の時代?」では双極Ⅱ型(双極II型障害)や気分変調症(気分変調性障害、抑うつ神経症)に似ているが、鑑別のポイントが回避性人格障害(回避性パーソナリティ障害)に通じるところが大きいとしている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋